窓用換気扇を取付ける場合は要注意!
新型コロナウイルスの影響で外出時はマスクが欠かせませんね。
そんな中、窓用換気扇についてご相談があったのでいろいろ調べてみたんです。
既存の窓に手軽に換気扇が取付出来るのですが、使用する場所をよく検討しないと後で “なんか思っていたのと違う” みたいな事になりかねません。
製品のイメージとしてはこんな感じです。
防虫フィルターがオプションであるみたいですが別売です。
窓用換気扇ですが、あくまで窓が閉まることを前提に設計されているみたいです。
素材もプラスチック製でパネルは厚み数ミリとすぐに壊れそうな感じです。
窓枠にも設置できますが、雨や風の吹き込みが無いのと防犯対策が出来ている場所に限られます。
しかも良く説明書を読んでみると “浴室などの湿気の多い所、水のかかる所では使用しない” って書いてあるんです。
屋外に面した雨掛かり部分に設置するのは不向きって事ですね。
一般的な家庭用換気扇はスイッチを切るとダンパーが閉まって風の吹き込みを止めますが、窓用換気扇は他から空気の吸出しがあると給気口のようになって風が入ってきてしまう作りになっています。
ではどのような所に設置するのがいいかというと、アパートやマンションであれば外に面格子の付いた防犯対策の出来た窓で額縁や壁にしっかり固定できる窓。(常時閉、使用時のみ開)
建物内で廊下と事務所や教室などの間に設置された窓など。
参考までに、納まりイメージとしてはこんな感じでしょうか。
カーテンやブラインドがある場合さらに設置スペースが限定されます。
家庭で使用する用途として考えられるのは、室内干しの洗濯物を乾かすとか、布団を乾燥させる、冬場の結露防止、たばこの煙の排出とかですかね。
使用する場所や用途が限定的なので設置する際は十分な検討が必要です。